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金重 愫 作 「備前片口」
(商品No. 6526)
77,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、
繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する金重 愫先生の備前酒注です。
令和3年10月に窯出しされたばかりの最新作で、
齢八十を目前にして今回初挑戦されたという酒注ぎです。
本体部分を作ってからしばらくの間口造りにおいては思案したとの事ですが、
さすが名人らしい堂々としていて見応えのある意匠となっております。
また本作は酒注ぎながらも茶碗顔負けの堂々とした高台を「履いて」おり、
まるで風船のようにゆっくりと膨らむ緩やかな胴の造形に対して、
腰回りの箆目から高台にかけて一気に引き締まっており爽快です。
焼成は円山窯の特徴でもあり、また愫先生の代名詞でもある、
バリバリと肌に張り付くような青色掛かったカセ胡麻が出ており、
極上の酒注ぎに相応しい育て甲斐のある景色となっています。
さらに外周部の抜けでは、良質の田土の証左であるネットリとした土味も見られ、
激しい焼き上がりだけではなく備前土の魅力もしっかりと残っています。
愫先生曰く、酒が少量注ぎ口から垂れる場合がありますが、
是非肌に塗って育ててやって下さいとの事です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径13.0cm×9.7cm×高さ8.8cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-03-04
■作者(金重 愫)について
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。
京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。
その後、1979年に現在の岡山市円山で独立されました。
轆轤を使用して主に茶陶を手掛け、深みのある強い焼成が持ち味です。
装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。
現在は個展を中心に活動されています。
岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、
毎年精力的に個展を開催されています。
また1995年にはドイツ・ミュンヘンで個展を開催されました。
1997年には備前焼パリ展にも出品されています。
2019年には岡山県文化賞を受賞されました。
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