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安倍安人 作 「彩色備前瓢徳利」
(商品No. 6594)
935,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
古陶に対する深い見識と美的感覚を持たれ、
独自の研究と焼成により唯一無二の作品を創造する、
安倍安人先生の彩色備前瓢徳利です。
瓢型の特徴を活かし両面の彩色が並び立つような構図となっており、
ダイナミックな彩色、古備前を凌駕する焼き、躍動する造形が見事にマッチしています。
片面では薄い青と緑で描かれたコミカルなトリが描かれており、
胡麻をベースに金と赤のダイナミックな構図を楽しむことが出来ます。
もう片面では勝ち虫として古来より武人に好まれてきたトンボを描いており、
太陽を背に大空を悠々と飛行しているかのような雄大な構図となっています。
前述の通りこれまで側面に配されることが多かった黄胡麻を、
敢えて正面に据えて彩色と重なるように焼き込みトリの絵が立体的になっています。
本作の金彩は非常に輝きの強いタイプとなっており、
磨き上げられた黄金のように光を放ち、
備前焼の肌と絵画的な世界が見事に融合しています。
無釉焼締めとして確立された備前焼をキャンバスとして絵付けをするという、
非常に構成力と美的センスを問われる作業を高次元で達成されておりますが、
あくまでも難しい技術を成し得たことを誇るのではなく、
ただ作品そのものや、ふとした土肌の景色それそのものが大変に美しいと感じます。■作品の概容
共箱二重箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
口縁3.1cm×胴径9.2cm×胴径8.7cm×高さ15.0cm 容量 約300cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-05-10
■作者(安倍安人)について
安倍安人先生は1938年に大阪府で生まれました。
若い頃から芸術家を志し、洋画家として活躍されていました。
洋画家として活躍する傍ら、趣味で陶器を集めていましたが現代備前に物足りなさを感じ、
自ら納得いくものを造るため1972年から陶芸を始められました。
茶器や花器を中心に、酒器などもよく制作されています。
古備前を始めとする古陶磁を研究されており、その理論を元にした造形や焼成は国内外で高い評価を得ています。
その功績が認められニューヨークのメトロポリタン美術館や台湾の故宮博物院に作品が収蔵されました。
東京、大阪、ニューヨーク、パリ、台湾など国内外で精力的に個展を開催されています。
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