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吉本 正 作 「備前馬上杯」
(商品No. 6736)
11,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼人間国宝 藤原 啓先生の愛弟子で、その理念と作風を受け継ぐ吉本 正先生の備前馬上杯です。
平成26年頃の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。
まさに一目見ただけで吉本先生と分かる作品となっており、
啓先生より始まる藤原一門の代表的な造形の一つである「馬上杯」を、
衒いのない素直な造形ながら野暮ったくならぬよう見事に表現されています。
これ以上ないほどのキメ細やかさを持つカセ胡麻は絶妙な温度管理を必要としますが、
これだけ見事な発色となったのは長い研鑽と努力の賜物でしょう。
黄色、緑色、茶色が複雑に混じり合ったカセ胡麻と対を成すのが、
オレンジにもワインレッドにも見える複雑な色合いの土味で、
しっとりとした独特の光沢を持つ土肌は「早く酒をくれ」を呼びかけてくるかのようです。
やや前作ですが使用感や汚れはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.7cm×6.6cm×高さ6.8cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-10-04
■作者(吉本 正)について
吉本 正先生は1943年に岡山県備前市で生まれました。
1964年より人間国宝藤原 啓先生の内弟子になられました。
以降は啓先生が逝去されるまで19年間師事していました。
1975年に備前市閑谷に築窯して独立されました。
初窯出しの際には日本伝統工芸展・岡山県美術展・東中国支部展に入選されました。
その後、1986年に日本工芸会正会員となりました。
1988年に金重陶陽賞を受賞されました。
2007年には岡山県指定重要無形文化財保持者に指定されました。
受賞歴・・・岡山県展、東中国支部展、陶心会展、中日国際陶芸展、朝日陶芸展、日本陶芸展、陶芸ビエンナーレ展、焼き締め陶公募展等
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