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中村和樹 作 「備前窯変瓢徳利」
(商品No. 6928)
25,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
酒器の名工 中村六郎先生・真先生の流れを汲み、味わい深い作品をつくり出す、
中村和樹先生の窯出しされたばかりの新作備前窯変瓢徳利です。
酒器づくりの名人の流れを汲みながらも、
作風の中に父や祖父とも違う独特の色を忍ばせる和樹先生らしい瓢徳利です。
2023年4月に窯出しされたばかりの最新作で、
祖父譲りの轆轤捌きによるゆったりとしたリズムの立ち上がりは極上の色香を放っています。
登り窯の中でも中腹部の灰被り窯変が取れる場所で焼かれた徳利で、
濃厚なグレーの窯変が隆起して手のひらを心地良く刺激しします。
土が焼き切れてしまう限界ギリギリを果敢に攻めた強烈な窯変が特徴で、
僅かな緋色のみを残して焼き抜かれた中村家らしからぬ硬質の土味と、
肌を覆い尽くすような圧倒的な灰被り窯変が一体となっています。
作品の所々に炎の激しさを物語るようなくっつき跡が残されており、
さながら幾度もの戦場を生き抜いてきた戦国時代の荒武者のようです。
胴部を大きく凹ませ、それに付随して首に傾斜が生まれており、
どこか千鳥足のようにも見える愛らしい佇まいとなっています。
凹みの部分には親指がフィットすることで注ぎやすさを向上させており、
「酒好きによる酒好きのための酒器」らしい意匠となっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁2.9cm×胴径11.8cm×胴径11.7cm×高さ13.1cm 容量約380cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-04-26
■作者(中村和樹)について
中村和樹先生は1980年に中村 真先生の長男として岡山県備前市で生まれました。
2003年に岡山大学文学部を卒業後、祖父中村六郎先生と父中村 真先生に師事し、陶技を磨きました。
2006年に初窯を焚いて独立されました。
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