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浦上善次 作 「備前酒盃」
(商品No. 6965)
20,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
数々の栄誉に輝き、世界的にも高名な無形文化財 浦上善次先生の備前酒盃(ぐい呑)です。
昭和63年までの陶歴書が同封されており、
その頃に制作された作品であると思われます。
正面には銀色の効果によってまるで月のように見える牡丹餅が、
背面には紫蘇色を抜く形がまるで朝日のように見える牡丹餅がそれぞれ備わり、
朝と夜を片身替りで表現しているかのような幽玄な景色となっています。
見込みに配された牡丹餅も銀彩によって青銀色に輝いており、
シンプルながらも奥深い使い味の酒盃となっています。
造形は善次先生と一目で分かる十八番の胴締め型の造形となっており、
中央部にはトレードマークの箆目が二本入れられています。
作風としてはかなり大振りで存在感がありますが、
胴締めの意匠と程よい薄造りで持ちやすくなっており、
総じて素直で使いやすい酒器であると言えます。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.3cm×7.1cm×高さ5.9cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-06-02
■作者(浦上善次)について
浦上善次先生(1914年〜2006年)は伊部に生まれ、
西村春湖先生に師事し陶芸の道に入りました。
1935年芸術院会員北村西望先生の門下生となり塑像を学び、
内藤伸先生に木彫りを、岡田三郎先生と大久保作次郎先生にデッサンを学びました。
写実に立脚した生命感あふれる動物の置物や銅像、陶壁などが得意です。
主な作品は岡山空港の陶壁、倉敷芸文館の大山名人陶板、
備前陶芸美術館の金重陶陽胸像、津山市の児島高徳公陶像など。
1973年に牛の置物がル・サロン300年祭で金賞を獲得。
同年、岡山県指定重要無形文化財保持者となりました。
2006年3月に逝去されました。
受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、仏・シャガール栄誉賞、紺綬褒賞、勲五等瑞宝章、サロン・ド・パリ展大賞など多数/県展審査会員
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