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原田拾六 作 「備前ぐい呑」
(商品No. 7111)
88,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され、
「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生の備前ぐい呑です。
拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも最後期の窯の作品で、
一般的な緋襷作品に代表される優美なイメージを覆す、
キンキンに焼き締まった非常に硬質な緋襷が特徴の酒呑です。
穴窯の中で別種の器に閉じ込め、直接火の当たらないように焼かれており、
全身に巻き付けられた藁が発色し、外側は総緋襷となっています。
見込みには上部から雫のように胡麻が落ちてきた形跡があり、
真っ白な土味のみの見込みの中で面白いアクセントとなっています。
原田拾六先生らしい紐作りによる大胆な造形と十八番の付け高台も見事で、
重厚感はありますが酒器として使用感を損ねるような重量感は無く、
滑らかな質感と程よくくびれた胴の程よいグリップ感が相まって、
見た目以上に心地よい手取り感になっています。
高台の形状によってややガタつきがありますが使用上問題はございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.5cm×6.5cm×高さ6.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-10-27
■作者(原田拾六)について
原田拾六先生は1941年に岡山県備前市で生まれました。
明治大学卒業後に会社勤めをされていましたが、1969年頃から作陶をはじめました。
1971年に小穴窯、その翌年には登り窯を築き本格的に作陶を開始されました。
1975年から古備前研究家の桂又三郎氏の指導で古窯跡を尋ね古備前を研究しました。
1991年に牛窓・阿弥陀山に穴窯を築きました。
特に擂鉢を得意とされており、花器や茶器や酒器を紐づくりを中心に一部轆轤挽きによって制作されています。
東京や大阪など全国各地で個展を開催されています。
1983年にはオーストラリア国立民族博物館で、布志名焼の舟木研児先生と二人展を開催されました。
2000年には日本陶磁協会賞を受賞されました。
2002年岐阜県現代陶芸美術館開館記念展に出品され、作品が収蔵されました。
2005年にはアメリカ・ニューオリンズ・ミュージアムオブアートに作品が収蔵されています。
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