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金重有邦 作 「伊部緋襷洲浜向付」
(商品No. 7217)
38,500 円(税込)
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の、
窯出しされたばかりの新作緋襷洲浜向付です。
令和6年2月に窯出しされたばかりの最新作です。
伊部牛神下の特注の電気窯にて焼成された作品で、
食器にぴったりの瑞々しさと靭やかさを併せ持った向付となっています。
師父金重素山先生が考案した電気窯による優美な緋襷を更に突き詰め、
高温度帯にて完全に焼き締まった不変の白が展開されています。
良質の田土を使用した土肌は、焼成直後ながらすでに丸みを帯びており、
まるで川底で摩耗した石のような、芯を残した柔らかさのある質感となっています。
一枚の板状の粘土を円形に仕上げたものを食器としての完成とするのではなく、
内と外で別々の流れを持つ粘土を、伸ばしきった先端部分で一つに合流させ、
底部と内側とで別々の隆起を持ち非常に存在感のある食器に仕立てています。
手頃な向付ですが、作品に見た目以上のボリュームが生まれており、
ただ食材を乗せるだけでも非常に統一感があり食材が引き立ちます。
ほんの僅かに出た緋襷は、まるで藁がそっと触れただけのような風情があり、
他者へと問いかけるような作品を作り続ける有邦先生らしいです。
同型の作品も在庫がございますので、お気軽にお尋ね下さいませ。■作品の概容
共箱後日制作(複数枚ご注文の場合は、枚数に応じた桐箱を制作いたします)
径16.5cm×13.0cm×高さ5.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-02-13
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。
1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。
1980年に独立、岡山で初個展を開きました。
現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。
特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。
県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。
2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。
2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。
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