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金重有邦 作 「備前ぐい吞」
(商品No. 7185)
15,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問いかけを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の前作の備前酒呑です。
平成7年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
現在の陶印に切り替わる直前である平成初期の作品で、
登り窯の正面焚口に近い場所で焼き上げた酒呑です。
焚口の正面は最も火力が強く、大量の自然釉が付着する場所であり、
正面には大量の黄胡麻が集まって出来る流れ胡麻の景色を見ることが出来ます。
土肌も激しい焼き込みによって光沢の強い滑らかな肌合いとなっており、
蕩けるようなチョコレート色の土肌が味わい深いです。
見込みにはこの作品の源とも言える非常に豪快な轆轤目が残されており、
起点となるこの轆轤目と内側の立ち上がりの轆轤目が相互に作用し、
酒を揺り動かして眠っていた旨味を花開かせるでしょう。
前作ですが使用感や汚れなどはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.5cm×6.6cm×高さ6.0cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-01-12
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。
1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。
1980年に独立、岡山で初個展を開きました。
現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。
特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。
県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。
2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。
2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。
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