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金重有邦 作 「備前グイ呑」
(商品No. 6961)
27,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の前作の備前酒呑です。
昭和62年の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
現在は取り壊されてしまった伊部牛神下にて焼成された作品で、
登り窯作品らしい灰被り窯変を宿した酒呑です。
抜けの部分のグレーの色合いからも分かる通り、
本作は非常に強く焼けた作品で、現在の作風とはまた違った魅力があります。
背面に宿った強烈な灰被り窯変は黒色灰色黄色金彩など、
実に様々な色が混じり合いながら弾け飛び、
いつまでも飽きることなく眺めていられます。
当時はまだ目新しかったであろう筒型碁笥底の一風変わった造形は、
今見ても古臭さを全く感じさせずさすが有邦先生らしいです。
前作ですが未使用品で汚れなどはございません。■作品の概容
共箱(二方桟)
径6.0cm×5.5cm×高さ6.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-05-29
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。
1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。
1980年に独立、岡山で初個展を開きました。
現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。
特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。
県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。
2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。
2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。
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