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高力芳照 作 「備前茶碗」

高力芳照 作 「備前茶碗」

(商品No. 7291)
22,000 円(税込)

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■作品の特徴

金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生のやや前作の備前茶碗です。

約10年ほど前に制作された作品で、当店にて新たに桐箱を制作しました。

普段の作品よりも山土を多めに含んだ粘土を用いて制作されており、
山茶碗のように数物の持つ外連味のない枯れた世界観を目指した茶碗です。

焼きに関しても鑑賞者を意識した窯変を避け、自然体の焼き上がりを狙っており、
南蛮焼締風の茶褐色の土味が、濃厚な紫蘇色へとグラデーションしています。

山土に含まれる小石が窯焚きによって土肌からプツプツと顔を出し、
前述の飾りっ気の無い南蛮焼締風の肌に絶妙な枯れ味を加味しています。

伸びにくく融通の効かない山土の妙味が遺憾なく発揮されており、
シンプルな作風の中に指先の技頼りでは出せない絶妙な揺らぎが宿っています。

ざっくりとした渋い肌にお抹茶の鮮やかな緑色が実に映え、
更に使い込むことで滑らかな肌合いへと育っていく素敵なお茶碗です。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径15.2m×14.7cm×高さ6.6cm

■作品画像

高力芳照 作 「備前茶碗」 #1 高力芳照 作 「備前茶碗」 #2 高力芳照 作 「備前茶碗」 #3 高力芳照 作 「備前茶碗」 #4 高力芳照 作 「備前茶碗」 #5 高力芳照 作 「備前茶碗」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2024-04-29

■作者(高力芳照)について

高力芳照先生は1970年に兵庫県赤穂市で生まれました。

高校を卒業後、1989年から7年間に亘って金重素山先生と有邦先生に師事し陶芸を学びました。

1996年に備前市閑谷に登り窯を築いて独立し、翌年には初窯を焚きました。

2000年に東京で初個展を開催し、以降毎年個展を開催しています。

2002年には茶の湯の造形展に初入選されました。


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