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金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」
(商品No. 7304)
49,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の伊部志呂酒呑(ぐい呑)です。
令和6年2月に窯出しされたばかりの最新作です。
伊部牛神下の特注の電気窯にて焼成された作品で、
緋襷を更に突き詰め「志呂」の名を冠するに至った酒呑です。
これまで発表されてきた伊部土窯による「志呂」作品は、
炻器として成立する瀬戸際の火加減の中に眠る、
無垢で可憐で初な白を土の中から呼び起こしていましたが
本作は高温度帯にて完全に焼き締まった不変の白が展開されています。
良質の田土を使用した土肌は、焼成直後ながらすでに丸みを帯びており、
まるで川底で摩耗した石のような、芯を残した柔らかさのある質感となっています。
小さな写真ではまるで志呂茶碗に見える程研ぎ澄まされた造形となっており、
作品毎に微調整された高台や、茶碗と同等と言っても過言ではない口の造りなど、
どの部分を見ても力の入った作品であることが分かります。
本作は一切の緋襷が掛かること無く焼き上がっており、
志呂作品の持つ究極の静寂な世界観を突き詰めた仕上がりとなっています。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径6.7cm×6.5cm×高さ5.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-05-14
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。
1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。
1980年に独立、岡山で初個展を開きました。
現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。
特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。
県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。
2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。
2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。
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