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川端文男 作 「備前ぐい呑」
(商品No. 7386)
11,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
グラフィックデザイナーから備前焼作家へ転身し、
土の持つ可能性を引き出した独創的な作品を手掛ける川端文男先生の、
やや前作の備前自然練込酒呑です。
平成25年頃の陶歴書が同封されており、その頃に制作されたものであると思われます。
原土の状態での土の成分のバラつきを敢えてそのまま利用し、
成分の違いによってマーブル状の肌となった自然練り込みの酒呑です。
また、本作は自然練り込み作品の中でも窯変にフォーカスした作品で、
土肌に張り付くような強烈なカセ胡麻が作品を覆っています。
カセ胡麻が出なかった部分は、鮮やかな緋襷の緋色が差し込み、
窓から差す光や燃え上がる炎を連想させる景色が素敵です。
土肌と窯変の美しさを邪魔しないよう組み上げられたシンプルな造形も見事で、
自然練り込みを楽しむことに特化させています。
新品で購入後にそのまま大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.7cm×6.5cm×高さ6.0cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-08-05
■作者(川端文男)について
川端文男先生は1948年に神奈川県で生まれました。
若い頃に東京の画廊で見た備前焼の土味に惹かれ、グラフィックデザイナーから転身されました。
1975年に窯元六姓の名門金重利右衛門先生に師事し伝統的な備前の技法を修業しました。
1979年に修行中ながらも日本伝統工芸展に入選されました。
1982年には伊部小家谷に窯を築き独立しました。
初窯で日本伝統工芸展に再度入選し、1986年には日本工芸会正会員に認定されました。
手びねりや紐づくりで、造形作品から食器まで幅広く制作されています。
胴体を空洞にした「開放された壺」シリーズで、備前焼の世界に新風を吹き込みました。
1990年には茶の湯の造形展で大賞を受賞されています。
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