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高力芳照 作 「備前酒呑」

高力芳照 作 「備前酒呑」

(商品No. 7432)
13,200 円(税込)

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■作品の特徴

金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の新作備前窯変酒呑です。

令和6年6月に窯出しされたばかりの最新作です。

リスクを恐れない攻めの窯焚きによって土の表情を引き出す高力先生らしく、
「焼き」と「土」のうちの「焼き」にかなり寄せた極上の上りとなっています。

しっかりと焼き込まれた灰被り窯変は一部はねっとりとした光沢の持つ海鼠肌に、
一部は鈍色に輝く灰被りとなるなど窯の中で渦巻く炎を連想させる見事な景色となっています。

正面部分の抜けはしっかりと焼き切られた硬質な土味が顔を覗かせていますが、
隈取り部分ではまるで虹のような金彩が出ており、窯変と土味に対する面白いアクセントとなっています。

齢五十を超えて何千何万と作品を手掛けてきた高力先生ですが、
近年は作品に絶妙な土の動きによる極上の色気を宿しつつあり、
本作も腰回りや高台の作りは見事の一言に尽きます。

高力先生が陶歴書に掲載している有邦先生の寄せ書きにある、
「凡に果てるか名人となるか」という言葉がありますが、
名人となるの言葉の中身とは何かを教えられたような気がします。

高台の形状により僅かにガタつきがありますが、使用上の問題はございません。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径6.6cm×6.3cm×高さ6.1cm

■作品画像

高力芳照 作 「備前酒呑」 #1 高力芳照 作 「備前酒呑」 #2 高力芳照 作 「備前酒呑」 #3 高力芳照 作 「備前酒呑」 #4 高力芳照 作 「備前酒呑」 #5

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2024-09-20

■作者(高力芳照)について

高力芳照先生は1970年に兵庫県赤穂市で生まれました。

高校を卒業後、1989年から7年間に亘って金重素山先生と有邦先生に師事し陶芸を学びました。

1996年に備前市閑谷に登り窯を築いて独立し、翌年には初窯を焚きました。

2000年に東京で初個展を開催し、以降毎年個展を開催しています。

2002年には茶の湯の造形展に初入選されました。


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