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多久 守 作 「備前伊部湯呑」
(商品No. 7506)
6,380 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の、
窯出しされたばかりの新作備前伊部湯呑です。
令和6年10月に窯出しされたばかりの最新作で、
本体とは成分の違う土を表面に塗布した、所謂伊部手に類する作品です。
多久先生は焼成時の火の流れを考えて窯詰めをされており、
炎を真正面に受けるように設置された湯呑です。
その為、作品正面では自然釉が焦げ胡麻へと変化する過程で、
伊部手塗り土に変化が生まれて淡い水色の青窯変が発生しています。
また強烈な炎は胴部を包み込むように覆い尽くしており、
辛子色の黄胡麻と青窯変が混じった独特の肌を生み出すことに成功しています。
紐作りで土を締め上げるように立ち上げた造形は非常に力強く、
古備前水指の如き存在感と躍動感を感じます。
高台や腰回りにおいては塗り土の量をかなり抑えることで、
胎土が元々持っていた性質が強く表れるよう工夫されており、
土見せのような概念で高台を楽しむことが出来ます。■作品の概容
箱無し(※別途桐箱制作可能です)
径8.6cm×8.5cm×高さ8.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-12-08
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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