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高力芳照 作 「備前盃」
(商品No. 7766)
9,900 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の前作の備前盃です。
10年ほど前に制作された作品で、古の武将たちが愛用していた、
非常に大型の盃をイメージした力強い酒器です。
まさしく酒をかっ喰らうといったイメージに合わせてこってりと焼き上げた作品で、
酒写りの良さそうな燃えるような緋色をベースに濃厚な景色が広がっています。
幅約11cmという非常に豪快な作風故に強烈な自己主張があるかと思いきや、
カセ胡麻や窯変による侘びた風情が、作品から下品さを霧散させ、独特の存在感へと着地させています。
作品のサイズ感的に粘土にある程度の剛性が求められるため、
山土を比較的多く使用しており、これにより濃厚で土肌から滲み出すような緋色が出ています。
このこってりと濃厚な緋色の抜けは、もちろん酒映りは抜群の色合いとなっていますが、
周囲の堅く焼き締まった景色の中で、土が命を燃やすような儚くも美しい景色となっており大変風情があります。
鎧武者の姿が想起される豪快な作風に、情熱的な緋色を携えつつ、
暮れなずむ夕日のような哀愁もあり、にごり酒などがよく似合いそうです。
新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径11.0cm×10.7cm×高さ4.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-09-05
■作者(高力芳照)について
高力芳照先生は1970年に兵庫県赤穂市で生まれました。
高校を卒業後、1989年から7年間に亘って金重素山先生と有邦先生に師事し陶芸を学びました。
1996年に備前市閑谷に登り窯を築いて独立し、翌年には初窯を焚きました。
2000年に東京で初個展を開催し、以降毎年個展を開催しています。
2002年には茶の湯の造形展に初入選されました。
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