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伊勢崎 満 作 「伊部ぐい呑」
(商品No. 7837)
38,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の伊部ぐい呑(酒呑)です。
平成19年までの陶歴書が同封されており、満先生の最晩年に制作された作品です。
窯の中でも一際良い場所に置かれて焼かれた酒呑で、
明るいグレーの灰被り窯変と、鮮やかな緋色が何とも味わい深いです。
また、土の良さを感じさせる濃厚な紫蘇色が高台や見込みに出ており、
名人と呼ばれた満先生の土へのこだわりが手に取った瞬間に伝わってまいります。
腰回りにかけては、隠し包丁のごとく薄っすらと檜垣紋を入れており、
満先生の仕事の細やかさに驚かされます。
使えば使うほどに緋色の土味が酒で磨かれ、
満先生が目指していた極上の土肌へと進化していくでしょう。
新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.2cm×6.2cm×高さ6.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-11-17
■作者(伊勢崎 満)について
伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。
茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。
作品によって登窯と中世の穴窯を使い分け、電気窯やガス窯は使わず、
松割木による焼成にこだわられています。
1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。
1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。
同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
2011年8月、77歳で逝去されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待
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