人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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藤原 啓 作 「備前水指」

(商品No. 5177)
藤原 啓 作 「備前水指」
210,000 円(税込)

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■作品の特徴

豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の備前酒杯です。啓先生の中期頃の作品で、ねっとりと濃厚な紫蘇色をベースに渋いカセ胡麻が合わさった水指です。とにかく一目見て非常に良い土を使われていたことが分かる作品で、作品正面や外周だけでなく、蓋の裏や底部などの普段目にすることのない部分にも目の覚めるような美しい土味が出ています。勿論本体の濃厚な紫蘇色は手で触ると溶けてしまうのではないかと錯覚するほど濃厚な発色で、啓先生の特徴である渋いカセ胡麻と互いを引き立てあっています。詩人とから転身した啓先生らしく、常識に囚われないユニークな発想の造形も魅力で、コロンとした可愛らしい形は蓋の有る無しに関わらずそのまま飾っても楽しめるでしょう。

■作品の概容

共箱(二方桟)
径16.6cm×16.5cm×高さ15.8cm

■作品画像

藤原 啓作 「備前水指」
藤原 啓作 「備前水指」
藤原 啓作 「備前水指」
藤原 啓作 「備前水指」
藤原 啓作 「備前水指」
藤原 啓作 「備前水指」
藤原 啓作 「備前水指」
藤原 啓作 「備前水指」

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公開日時:2018-09-09

■作者(藤原 啓)について

藤原 啓先生(1899年〜1983年 岡山県備前市生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者 正宗敦夫氏の進めで備前焼の道へ。三村梅景氏にろくろ成形などの手ほどきを受け、1941年からは、同じ人間国宝の金重陶陽先生に焼成法などを学び、陶技の腕を磨きました。鎌倉・室町の雑器に見られる素朴さや豪放さに倣い、おおらかで明快な作風の壺や花器を製作されていました。若い時代に吸収した芸術に対する教養が作品に影響を及ぼしています。1954年、備前焼二人目の国指定重要文化財(人間国宝)保持者となり、1958年には日本工芸会理事に。1977年に岡山県備前市に藤原啓記念館を設立しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、没後従五位勲三等瑞宝章受賞


 

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