藤原 雄 作 「備前徳利」(商品No. 5694) |
140,000 円(税込)
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日本国内のみならず、世界へと視野を広げ、備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前徳利です。腰の部分に比較的大きめの陶印が刻まれており、初期から中期にかけての作品と思われます。モスグリーンのカセ胡麻が有名な雄先生ですが、本作は熾に埋もれて焼かれることで発生する灰被り窯変が全体に出ており、非常に貴重な景色を宿した作品となっています。ちょうど片身替わりのように作品の片面に黄胡麻が出ており、灰被り窯変の黒色と黄胡麻の黄色が見事なコントラストを作り出しています。その他の部分では晩年作にも共通する重厚な紫蘇色が出ており、耐火土による牡丹餅がまるで炎が浮かび上がるような抜けとなり、激しい景色の中に素晴らしいアクセントとなっています。雄先生の数少ない貴重な窯変の作品です。
共箱(四方桟)
口縁3.9cm×胴径9.7cm×胴径9.6cm×高さ11.7cm 容量 約350cc
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公開日時:2019-11-30