金重有邦 作 「伊部酒呑」(商品No. 6086) |
55,000 円(税込)
売約済 |
※ 送料、代引き手数料、全国一律無料
( お支払・配送についてはこちら ) |
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の小型登り窯による新作伊部酒呑です。
平成17年に築窯された小型の登り窯によって焼かれた酒呑で、
久しぶりの登り窯焼成らしい王道の灰被り窯変となっています。
やや小振りで上品な酒呑ですが灰被り窯変のボリューム感があり、
掌で眺めていると窯の中で酒呑に灰が押し寄せてくる様子が目に浮かぶようです。
灰被り窯変自体の色合いや質感も有邦先生らしい質の高さとなっており、
美しい鼠色の肌が非常に丁寧な手入れと相まって、
いつまでも酒で磨きたくなる極上の肌をなっています。
対価土の隙間から火が入ることで土味が珍しい3トーンになっており、
濃厚な紫蘇色、甘い焼きの緋色、こってりとした照りの乗った黄土色と、
何とも珍しい焼き上がりとなっています。
見込み底の鋭角な立ち上がりは茶陶のエッセンスが注ぎ込まれており、
素晴らしいアクセントとなる小さな緋色の丸抜けが何とも心憎いです。
共箱(四方桟)
径6.3cm×6.2cm×高さ5.3cm
※クリックで拡大表示します。
※お客様のお使いのスマートフォン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-12-10