藤原 啓 作 「備前徳利」(商品No. 6230) |
60,000 円(税込)
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豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の備前徳利です。
焼成や造形などから見て啓先生中期から晩年期にかけての作品と思われ、
啓先生の代表的な造形である胴が張った丸蕪型の徳利となっています。
徳利の上部に別種の作品や専用の筒物を被せて焼いており、
被せ焼きならではのツートーンの窯変が楽しめます。
作品下部は全体に黒くマットな自然釉が掛かっており、
地肌から浮かび上がるようにして霧のような桟切りや黄胡麻が出ています。
作品上部は藁を巻いた状態で蒸し焼きのようになっており、
光を反射して輝く金彩緋襷が楽しめます。
酒豪であり文学少年であった啓先生らしく、轆轤の上手さや熟練の技巧ではなく、
衒いのない立ち姿から漂ってくる素朴な風情を楽しむべき作品ではないでしょうか。
敬介識箱(四方桟)
口縁3.2cm×胴径9.1cm×胴径9.0cm×高さ12.3cm 容量 約350cc
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公開日時:2021-05-12