藤原 啓 作 「備前楽茶碗」(商品No. 5525) |
150,000 円(税込)
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豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の備前楽茶碗です。黒住教第六代教主の黒住宗晴氏との合作の楽茶碗で、岡山県の神道山大教殿竣工の際の記念として黒住教大元窯にて制作された作品です。宗晴氏の堂々とした筆勢による「舒陽」と書付と、啓先生とすべてを包み込むような温かい作風が合致し、書付通りの伸びやかで包み込むような味わいのある茶碗となっています。大元窯楽焼による淡い枇杷色の肌も実に味わい深く、眺めているだけでお茶を点ててすらいないのにお茶の緑の爽やかな緑が見込みに浮かび上がってくるかのようです。おそらく数回程度使われたのでしょうか見込みには既に貫入が浮かび上がりつつあり、楽焼らしい本作の育ちやすさを物語っています。また、近代陶芸史と近代宗教史の密接な結び付きを表す資料という歴史的観点から見ても貴重な作品ではないでしょうか。
共箱(四方桟)
径13.6cm×13.2cm×高さ10.0cm
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公開日時:2019-06-18