金重 愫 作 「備前片口」(商品No. 6526) |
77,000 円(税込)
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金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、
繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する金重 愫先生の備前酒注です。
令和3年10月に窯出しされたばかりの最新作で、
齢八十を目前にして今回初挑戦されたという酒注ぎです。
本体部分を作ってからしばらくの間口造りにおいては思案したとの事ですが、
さすが名人らしい堂々としていて見応えのある意匠となっております。
また本作は酒注ぎながらも茶碗顔負けの堂々とした高台を「履いて」おり、
まるで風船のようにゆっくりと膨らむ緩やかな胴の造形に対して、
腰回りの箆目から高台にかけて一気に引き締まっており爽快です。
焼成は円山窯の特徴でもあり、また愫先生の代名詞でもある、
バリバリと肌に張り付くような青色掛かったカセ胡麻が出ており、
極上の酒注ぎに相応しい育て甲斐のある景色となっています。
さらに外周部の抜けでは、良質の田土の証左であるネットリとした土味も見られ、
激しい焼き上がりだけではなく備前土の魅力もしっかりと残っています。
愫先生曰く、酒が少量注ぎ口から垂れる場合がありますが、
是非肌に塗って育ててやって下さいとの事です。
共箱(四方桟)
径13.0cm×9.7cm×高さ8.8cm
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公開日時:2022-03-04