人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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伊勢崎 満 作 「伊部窯変花入」

(商品No. 6612)
伊勢崎 満 作 「伊部窯変花入」
88,000 円(税込)

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■作品の特徴

備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の伊部窯変花入です。

登り窯焼成らしい濃厚なグレーの灰被り窯変の中に、
土の良さが感じられるしっとりとした抜けが顔を覗かせており、
極上の焼き上がりを持った素晴らしい花入です。

スアナと呼ばれる場所で焼かれたと思われる作品で、
なまこ肌になった灰被り窯変と三つの牡丹餅は一目で満先生と分かる仕上がりです。

また、焼きの面だけではなく土味も見事な色合いを持っており
正面の抜け周辺から垣間見える濡れたような質感の紫蘇色と茶色の土味は、
まさしく丹念に仕込んだ極上の粘土を使用した証左となっています。

腰回りから肩へと遡るように山道と呼ばれる箆目をつけており、
備前耳付花入のお手本のような作品に仕上がっています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径15.6cm×12.4cm×高さ21.6cm

■作品画像

伊勢崎 満作 「伊部窯変花入」
伊勢崎 満作 「伊部窯変花入」
伊勢崎 満作 「伊部窯変花入」
伊勢崎 満作 「伊部窯変花入」
伊勢崎 満作 「伊部窯変花入」
伊勢崎 満作 「伊部窯変花入」

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公開日時:2022-05-29

■作者(伊勢崎 満)について

伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。

茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。

作品によって登窯と中世の穴窯を使い分け、電気窯やガス窯は使わず、
松割木による焼成にこだわられています。

1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。

1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。

同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

2011年8月、77歳で逝去されました。

受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待


 

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