人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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伊勢崎 満 作 「備前ぐい呑」

(商品No. 6393)
伊勢崎 満 作 「備前ぐい呑」
35,000 円(税込)

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■作品の特徴

備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の備前ぐい呑(酒呑)です。

何よりもまず備前焼の魅力とは土味にあると信じて、
常に良質の田土を使うことにこだわり続けた伊勢崎 満先生らしい作品です。

一見するととても素朴ですが、一歩踏み込めばネットリとした紫蘇色や橙色が出ており、
さらにそこへ薄く金彩が乗る事で、素晴らしい土味に更に一段と磨きがかかっています。

この土味こそまさに満先生自身が惚れ込んで追求し続けた土味であり、
複雑に折り重なった土の濃厚な色彩が水気や光でさらに無限に変化します。

片面には霧状になった粒子の細かい黄胡麻と、
熾に触れて生まれたグレーの窯変が出ており、
キラキラと煌く濃厚な紫蘇色の美しい色がより引き立っています。

胴部全体に粘土を薄く削ぎ落とすような箆目があり、
更に高台脇には山道のような掻き落としもあることで、
オーソドックスながらも非常に奥行きのある立体的な造形となっています。

また削ぎ落としの箆目の部分は土味が一段甘い緋色が出ており、
使って育てるという酒器としての楽しみがより深まっています。

■作品の概容

共箱(二方桟)
径6.5cm×6.4cm×高さ6.0cm

■作品画像

伊勢崎 満作 「備前ぐい呑」
伊勢崎 満作 「備前ぐい呑」
伊勢崎 満作 「備前ぐい呑」
伊勢崎 満作 「備前ぐい呑」
伊勢崎 満作 「備前ぐい呑」
伊勢崎 満作 「備前ぐい呑」

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公開日時:2021-10-24

■作者(伊勢崎 満)について

伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。

茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。

作品によって登窯と中世の穴窯を使い分け、電気窯やガス窯は使わず、
松割木による焼成にこだわられています。

1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。

1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。

同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

2011年8月、77歳で逝去されました。

受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待


 

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