人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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伊勢崎 満 作 「備前徳利」

(商品No. 6457)
伊勢崎 満 作 「備前徳利」
45,000 円(税込)

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■作品の特徴

備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の備前徳利です。

備前の良さは土味にあると信じて良質の田土にこだわり続けた伊勢崎 満先生らしく、
一見するととても素朴ですが一歩踏み込めばネットリとした極上の土味が出ており、
光沢を帯び独特の赤みをまとった土味は蕩けるかのような風情があります。

この土味こそまさに満先生ご自身が惚れ込んだ備前の真髄であり、
複雑に折り重なった土の色彩が水気や光でさらに無限に変化します。

大きく張った胴は古備前に倣って非常に仕上げが丁寧で、
全体に細かく箆削りを入れて、まるで宝石を磨き上げるかのようにじっくりと仕上げています。

口縁から肩にかけて粉雪のような胡麻がゆっくりと降り積もり、
非常にきめ細かく乾いた質感の黄胡麻の層を形成しており、
胴の中腹や腰回りの濡れたような桟切りと対を成しています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
口縁3.8cm×胴径9.1cm×胴径8.9cm×高さ14.8cm 容量450cc

■作品画像

伊勢崎 満作 「備前徳利」
伊勢崎 満作 「備前徳利」
伊勢崎 満作 「備前徳利」
伊勢崎 満作 「備前徳利」
伊勢崎 満作 「備前徳利」
伊勢崎 満作 「備前徳利」

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公開日時:2021-12-24

■作者(伊勢崎 満)について

伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。

茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。

作品によって登窯と中世の穴窯を使い分け、電気窯やガス窯は使わず、
松割木による焼成にこだわられています。

1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。

1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。

同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

2011年8月、77歳で逝去されました。

受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待


 

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