金重有邦 作 「伊部酒呑」(商品No. 6745) |
55,000 円(税込)
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金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の伊部酒呑です。
平成17年に築窯された小型の登り窯によって焼かれた酒呑で、
久しぶりの登り窯焼成らしい王道の灰被り窯変となっています。
やや小振りで上品な酒呑ですが灰被り窯変のボリューム感があり、
掌で眺めていると窯の中で酒呑に灰が押し寄せてくる様子が目に浮かぶようです。
灰被り窯変自体の色合いや質感も有邦先生らしい質の高さとなっており、
美しい鼠色の肌が非常に丁寧な手入れと相まって、
いつまでも酒で磨きたくなる極上の肌をなっています。
金重素山先生の系譜を感じさせる低めの位置に配された抜けも素敵で、
ほんのりと金彩掛かった隈取は見ても使っても楽しめるでしょう。
口縁部はやや薄手に腰から高台にかけてはやや肉厚という、
まさしく素山イズムな造形バランスは抜群の使い心地となっています。
高台はまず箆による削り込み自体が非常に深く力強く、
それでいて断面部分の粘土のキメ細かさが強調されており、
鋭さと美しさが同居した名刀のような凛とした雰囲気があります。
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径7.2cm×6.8cm×高さ5.0cm
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公開日時:2022-10-13