原田拾六 作 「備前ぐい呑」(商品No. 6853) |
100,000 円(税込)
売約済 |
※ 送料、代引き手数料、全国一律無料
( お支払・配送についてはこちら ) |
備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され、
「末恐ろしい」と言われた鬼才原田拾六先生の最近作の備前酒呑です。
拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも最後期の窯の作品で、
重厚な土肌に豪快な胡麻が掛かった拾六備前の特徴をよく捉えた作品です。
古備前研究で培った知識と技術を詰め込んだ濃厚な肌合いは絶品で、
橙色~紫蘇色~茶色~黒色と多彩な色合いを経由して目まぐるしく変化し、
さらには土味全体にプラチナコーティングのような金彩がかかるなど非常に豪華な景色となっています。
掘り出したばかりの頃は黒っぽかっただけの粘土が、
こんなにも繊細な色合いに発色するのかと改めて驚かされます。
紐作りによる圧倒的な存在感のある造形も魅力で、
水分が抜けながら成形したことで腰回りに荒々しい皺が生まれており面白いです。
掌の中では岩石のような抜群の存在感がありますが、
重すぎる事はなく酒呑としてちゃんと使える範疇に収まっています。
最後期の窯焚きの集大成のような自然黒+金彩+緑胡麻の焼成もまた見事で、
苔生した岩のような緑胡麻は遠目から見ても一目で原田拾六先生と分かります。
共箱(四方桟)
径8.7cm×7.7cm×高さ6.6cm
※クリックで拡大表示します。
※お客様のお使いのスマートフォン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-02-07