原田拾六 作 「備前火襷酒呑」(商品No. 6257) |
55,000 円(税込)
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備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され、
「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生の備前火襷ぐい呑です。
拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも最後期の窯の作品で、
電気窯による一般的な緋襷作品に代表される優美なイメージを覆す、
キンキンに焼き締まった非常に硬質な緋襷が特徴の酒呑です。
原田拾六先生の代表作とも言える備前擂鉢を酒呑にコンバートしたユニークな作品で、
古備前の研究に心血を注いだ拾六先生らしい見事な作り込みとなっています。
土をギュッと圧縮するように立ち上げた造形は実に力強く、
古備前擂鉢と同様に掌の中でも圧倒的な存在感があります。
火襷は必要最低限、むしろ仕方なく出たとすら思わせる徹底ぶりで、
底部中央部分から放射状に稲藁が掛けられており、
無骨な精神を見事に体現する仕上がりとなっています。
まるで己が酒呑であることを忘れたかのような本作は、
まさしく堂々たる備前擂鉢そのものであり、
この酒呑を握り締めて酒を口に運べば、
まるで身の丈10メートルの大きな鬼にでもなったかのような不思議な気分になります。
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径9.1cm×8.1cm×高さ4.4cm
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公開日時:2021-06-07