原田拾六 作 「備前藁ぐい呑」(商品No. 6608) |
65,000 円(税込)
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備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され、
「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生の備前藁ぐい呑(酒呑)です。
拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも最後期の窯の作品で、
藁ぐい呑の名の通り非常に細かい櫛目で藁を表現されています。
収穫期の終わった田んぼで見かける藁立てのような細工が秀逸で、
特に藁を縛る縄のような部分は非常に緻密な作り込みとなっており、
拾六先生の普段の荒々しい作風とはまた違った魅力を発見できます。
口縁部には藁の細工の櫛目は入れておらず、
滑らかな土肌とすることで細工系の酒器ながらも使用感を向上させています。
焼成は細かい意匠を残すためかやや自然釉を避けたようになっており
シンプルな黄胡麻と紫蘇色の組み合わせが素敵です。
古備前の時代に在った豊穣への祈りの精神をそのまま受け継ぎ、
酒の原料となる稲の藁を象ったどこか神秘的な香りのする酒呑となっています。
共箱(四方桟)
径6.9cm×6.4cm×高さ7.7cm
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公開日時:2022-05-24