金重有邦 作 「備前ヒダスキグイ呑」(商品No. 6967) |
20,000 円(税込)
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金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の前作の備前ヒダスキグイ呑です。
平成7年の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
伊部牛神下の特注の電気窯で焼かれた作品で、
幅広の胴と高台が素山先生と見紛うような堂々とした造りの酒盃です。
ゆったりと空間が広がるような見込みはまるで茶陶のようでもあり、
強く残された轆轤目による渦と相まって引き込まれるような存在感があります。
全体的に丸みが強く、ゆったりとした立ち上がりもあって柔らかい印象を持ちますが、
高台部分は非常に力強く削り込まれており、素山先生より継承した緩急自在の造形となっています。
作品全体を覆うようにたっぷりと緋襷が掛けられていますが、
見込み底や胴の一部ではしっかりと白土を見せており、
備前陶のみならず施釉陶全般を研究されている有邦先生らしいです。
前作ですが未使用品で汚れなどはございません。
共箱(四方桟)
径6.6cm×6.3cm×高さ6.0cm
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公開日時:2023-06-04