金重 巖 作 「伊部盃」(商品No. 7546) |
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18,000 円(税込)
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金重一門という名門に生まれ育ち、陶陽先生道明先生と代々焼き上げてきた窯を受け継ぎ、
こつこつと精進されている金重 巖先生の前作の伊部酒呑(ぐい呑)です。
今から15年ほど前に窯出しされた作品です。
金重陶陽先生・道明先生から受け継ぎ守り抜いてきた備前登り窯による作品で、
備前陶の真骨頂である冷え枯れた味わいの中に隠された、
土自身の驚くべきエネルギーが上手く表現されています。
あくまでも焼成中に自然に発生する窯変のみで勝負したいと考える巖先生らしく、
良い意味で土と火に任せた極々自然体の窯変が展開されています。
作品全体には胡麻と桟切りが混ざった緑色掛かった窯変が出おり、
外連味のないその自然な色合いは道明先生と見紛う程です。
正面には自然体の窯変を体現する柔らかな土味の抜けが配され、
牡丹餅でくっきりと隈取を見せつけるような出し方ではなく、
熱の侵入するままに任せた自然で上品な色合いとなっています。
造形に関しては、現在よりも良い意味で若さを感じる溌剌とした意匠となっており、
自然な焼成を背に大胆な箆削りと割高台で大暴れしており面白いです。
新品で購入後に大切に保管されていた未使用品です。
高台の形状により若干不安定になっています。
共箱(四方桟)
径9.8cm×9.0cm×高さ4.3cm
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公開日時:2025-01-23