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藤原 啓 作 「備前緋襷徳利」
(商品No. 5165)
140,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の極上の備前緋襷徳利です。夢破れ傷ついた啓先生ご自身が、備前焼に求めた素朴さや優しい温もりを見事に体現したような緋襷徳利です。藁を巻いて壺などの中に入れて焼き上げられており、こんがりと焼けた味わい深い土肌に、独特の濃淡が面白い緋襷掛けが合わさっています。緋襷も濃い部分では飴色のようになって煮詰まり、巻き付けた線の中では土肌の色に近いベージュ色となるなど非常に変化に富んでいます。丸っこい形は愛嬌があり、シンプルで美しい景色と相まって飽きることなく楽しめるでしょう。(※底部や口縁など緋襷の各部位に煮えて焼き付いたような箇所があります)
■作品の概容
共箱(二方桟)
口縁3.5cm×胴径9.4cm×胴径9.3cm×高さ13.5cm 容量 約410cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2018-08-29
■作者(藤原 啓)について
藤原 啓先生(1899年〜1983年 岡山県備前市生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者 正宗敦夫氏の進めで備前焼の道へ。三村梅景氏にろくろ成形などの手ほどきを受け、1941年からは、同じ人間国宝の金重陶陽先生に焼成法などを学び、陶技の腕を磨きました。鎌倉・室町の雑器に見られる素朴さや豪放さに倣い、おおらかで明快な作風の壺や花器を製作されていました。若い時代に吸収した芸術に対する教養が作品に影響を及ぼしています。1954年、備前焼二人目の国指定重要文化財(人間国宝)保持者となり、1958年には日本工芸会理事に。1977年に岡山県備前市に藤原啓記念館を設立しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、没後従五位勲三等瑞宝章受賞
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