人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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藤原 啓 作 「備前酒杯」

藤原 啓 作 「備前酒杯」

(商品No. 5482)
100,000 円(税込)

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■作品の特徴

豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の備前酒杯です。恐らく啓先生中期頃の作品と思われ、数ある備前焼の窯変の中でもカセ胡麻をとても気に入っていた啓先生らしく、作品全体がきめ細かなカセ胡麻で覆い尽くされた作品となっています。作品全体を覆うモスグリーンのカセ胡麻は、作品自体が風化して苔生したような独特の趣があります。また抜けの部分の色合いも実に侘び心を擽る仕上がりで、濃厚な紫蘇色と一段甘くなった薄い緋色がバランス良く出ていて楽しめます。見込みも同様にネットリとした雅味のある土味が出ており、昭和時代の良質の田土を味わう事が出来るようになっています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径6.5cm×6.3cm×高さ5.3cm

■作品画像

藤原 啓 作 「備前酒杯」 #1 藤原 啓 作 「備前酒杯」 #2 藤原 啓 作 「備前酒杯」 #3 藤原 啓 作 「備前酒杯」 #4 藤原 啓 作 「備前酒杯」 #5 藤原 啓 作 「備前酒杯」 #6

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公開日時:2019-05-09

■作者(藤原 啓)について

藤原 啓先生(1899年〜1983年 岡山県備前市生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者 正宗敦夫氏の進めで備前焼の道へ。三村梅景氏にろくろ成形などの手ほどきを受け、1941年からは、同じ人間国宝の金重陶陽先生に焼成法などを学び、陶技の腕を磨きました。鎌倉・室町の雑器に見られる素朴さや豪放さに倣い、おおらかで明快な作風の壺や花器を製作されていました。若い時代に吸収した芸術に対する教養が作品に影響を及ぼしています。1954年、備前焼二人目の国指定重要文化財(人間国宝)保持者となり、1958年には日本工芸会理事に。1977年に岡山県備前市に藤原啓記念館を設立しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、没後従五位勲三等瑞宝章受賞


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