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金重有邦 作 「伊部瓢徳利」

金重有邦 作 「伊部瓢徳利」

(商品No. 5626)
180,000 円(税込)

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■作品の特徴

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の新窯による新作伊部瓢徳利です。新たに設計した耐火煉瓦を使用しない土だけの穴窯「つちがま」を使用して春頃に焼成された作品で、金重の焼き方と特異な穴窯とが融合した作品となっています。扱いの難しい窯であっても陶土のスペックを最大限に引き出して焼き上げており、鮮やかで目に焼き付くような美しい緋色を土の中から取り出しています。底部側は熾に埋もれつつ上部は開放されていたため、モスグリーンのカセ胡麻とグレーの灰被りが当時に楽しめるカセ窯変の景色となっています。特に窯変部分は緋色の出た土味を下地として透過する形となっており、焼きしまった赤の肌の上に炭化して銀色に輝く灰被りが乗るという面白い景色になっています。作品全体にあくまでも邪魔にならないよう非常に細かい櫛目を入れており、手で触れた瞬間に分かる丁寧な仕事ぶりに感動すると同時に、土を愛でるように土を磨くように黙々と作業をする有邦先生の姿が思い浮かびます。

■作品の概容

共箱後日
口縁3.1cm×胴径9.3cm×胴径9.1cm×高さ13.0cm 容量 約260cc

■作品画像

金重有邦 作 「伊部瓢徳利」 #1 金重有邦 作 「伊部瓢徳利」 #2 金重有邦 作 「伊部瓢徳利」 #3 金重有邦 作 「伊部瓢徳利」 #4 金重有邦 作 「伊部瓢徳利」 #5

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公開日時:2019-09-24

■作者(金重有邦)について

金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。1975年から父・素山先生の下で陶技を学びました。1980年に独立、岡山で初個展を開きました。茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作。特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、外側のバランスを追求しています。県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞受賞。2002年日本陶磁協会賞受賞。2018山陽新聞文化功労賞受賞。個展にも力を入れており、各所で開催されております。2019年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。


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