人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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四代松田華山 作 「備前徳利」

四代松田華山 作 「備前徳利」

(商品No. 5640)
32,000 円(税込)

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■作品の特徴

茶陶の本格派の一人として備前焼の伝統の技を堅実に継承された、四代松田華山先生の備前徳利です。登り窯による近代備前の象徴とも言える灰被り窯変の徳利を、奇を衒うことなくシンプルかつ真っ直ぐに表現した作品です。木目を器肌に打ち付けた「木目備前」を得意としていた華山先生らしい、作品全体に木彫のノミ跡のような細かい削り箆を入れています。この箆目がシンプルな肌に奥行きを持たせ、肌の中に面白い流れを作り出しています。窯変もまたベテランらしい冴えを見せており、抜けの部分には赤子の頬のような緋色を残しつつ、ガリガリとした灰被り窯変もまた両立させるなど、バランスの良い景色になっています。

■作品の概容

共箱(二方桟)
口縁3.6cm×胴径9.9cm×胴径9.8cm×高さ12.0cm 容量約350cc

■作品画像

四代松田華山 作 「備前徳利」 #1 四代松田華山 作 「備前徳利」 #2 四代松田華山 作 「備前徳利」 #3 四代松田華山 作 「備前徳利」 #4 四代松田華山 作 「備前徳利」 #5 四代松田華山 作 「備前徳利」 #6

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公開日時:2019-10-07

■作者(四代松田華山)について

松田華山先生は名工と言われる三代目松田華山先生の二男として1936年に岡山県備前市で生まれました。幼い頃から父について陶技を習われました。1955年に備前高校窯業を卒業と同時に四代目華山を襲名し、作陶の傍ら恩師浦上善次先生の跡を継いで、1961年から7年間同校窯業科の講師を勤めました。作品は茶陶を中心に花器、酒器、食器なども制作、半地下式穴窯で古備前の持つ土味を求めワインカラーの器肌、黄金色の胡麻にこだわっています。1962年に現代日本陶芸展朝日賞受賞。1963年から日本工芸展に連続入選し、1966年には日本工芸会正会員になりました。1982年に金重陶陽賞を受賞。1997年に備前焼パリ展に出品しています。2002年、岡山県無形文化財保持者に認定されました。2003年に亡くなられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞賞、現代日本陶芸展朝日賞など多数/県展審査員


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