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安倍安人 作 「伊部酒呑」
(商品No. 5743)
100,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
古陶に対する深い見識と美的感覚を持たれ、独自の研究と焼成により唯一無二の作品を創造する、安倍安人先生の窯出しされたばかりの新作伊部酒呑(ぐい呑)です。現在備前の作家の大多数が使用しているコバルトを用いた塗り土ではなく、鉄分の多い粘土を用いた古備前同様の伊部手となっています。最大の特徴はやはり伊部手肌で、黒というよりも茶褐色の非常に複雑な色合いとなっており、黒や焦げ茶が複雑に混じり合った濃密な肌となっています。江戸初期の伊部手水差しなどに見られる伊部手肌に比肩し、甲虫のような深く繊細な色合いはいつま眺めても飽きることが有りません。また、今回の黄胡麻はまず全体にスモークのように微量の胡麻が付着し、後から正面などに厚く掛かっていく形式で、霧のような胡麻が一気に濃くなったり、また分散したりと面白いマチエールを見せています。
■作品の概容
共箱(四方桟・二重箱)
径6.9cm×6.2cm×高さ6.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-01-15
■作者(安倍安人)について
安倍安人先生は元洋画家でした。趣味で陶器を集めていましたが、現代備前に物足りなさを感じ、自ら納得いくものを造るため1972年から陶芸を始められました。水指、花入、扁壷、鉢、徳利、酒呑などをよく造られます。すべてろくろ成形でへらで仕上げています。作陶の基軸を桃山時代の古備前に置き焼成にもこだわっています。また、陶器や漆、油彩、ブロンズなどさまざまな素材と技法を組み合わせた作品(ミクストメディア)を発表、多彩な表現活動に取り組まれています。東京、大阪、ニューヨーク、パリなど国内外で精力的に個展を開催されています。
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