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小山末廣 作 「備前酒呑」
(商品No. 5889)
10,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
名工と呼ばれた初代小山一草先生の下に生まれ、金重素山先生にも薫陶を受けた小山末廣先生の前作の備前酒呑です。
昭和63年頃の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。
火前の濃厚な黄胡麻に竹の節のような幅広の高台は、一目見た限りでは師の金重素山先生の作品かと思うほどです。
滝のように流れる激しい黄胡麻も素晴らしいですが、
その周囲の明るい茶色の土味がこれまた見事で、
師の金重素山先生と最上級の観音土を探し歩いていたと言われる末廣先生らしいです。
土の良さの一端は高台にもしっかりと出ており、
高台内の融着防止用の童仙房設置跡には観音土らしい青味がかった灰色の土味が出ています。
前作ですが汚れや使用感などは感じられません。■作品の概容
共箱(二方桟)
径6.6cm×6.5cm×高さ5.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-05-29
■作者(小山末廣)について
小山末廣先生は、細工物に秀れた名工 初代 小山一草先生の三男として伊部に生まれました。備前高校卒業後、窯元陶正園に入り4年余修業し、1971年に窯を築いて独立。金重素山先生に美意識とバランス感覚を学ぶなど薫陶を受けました。1973年には日本伝統工芸展に入選。また岡山県展では山陽新聞社賞・県知事賞・県展賞など入賞7回となり、84年に委嘱となりました。一水会展では79年以降6回入賞し、田部美術展でも入賞・入選を果たしました。
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