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藤原 建 作 「備前湯呑」

藤原 建 作 「備前湯呑」

(商品No. 5985)
50,000 円(税込)

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■作品の特徴

豪放さと緻密さを併せ持つ色褪せない名工 藤原 建先生の備前湯呑です。

大窯以降の作品で、スッキリとした白土に鮮やかな緋襷が掛けられています。

薫陶を受けた金重陶陽先生や金重素山先生の面影を強く感じる造形で、
轆轤目を強く残した腰回りから口縁までの伸びやかな立ち上がりは、
優美さと力強さを兼ね備えています。

真っ直ぐに伸びた竹のような緋襷模様はまるで書画のように作品に似合っており、
絵心を感じさせる巧みな緋襷掛けが造形の良さを後押しています。、

恐らく筒型の別種の作品の中に詰めて口縁部のみ露出する格好で焼かれたのか、
口縁部のみキャラメルブラウンの味わい深い照りが出ています。

スッキリとした清潔感のある白土やキャラメルブラウンの照りなど、
金重陶陽先生が晩年期に使用していた比較的鉄分の少ない田土に似た土味となっています。

藁の灰がそのまま内側に残っており、未使用品であると思われます。(現在は除去済み)

■作品の概容

共箱(四方桟)
径7.0cm×6.9cm×高さ9.2cm

■作品画像

藤原 建 作 「備前湯呑」 #1 藤原 建 作 「備前湯呑」 #2 藤原 建 作 「備前湯呑」 #3 藤原 建 作 「備前湯呑」 #4 藤原 建 作 「備前湯呑」 #5 藤原 建 作 「備前湯呑」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2020-08-31

■作者(藤原 建)について

藤原 建先生(1924〜1977年)は、1946年に叔父の藤原 啓先生のもとで陶芸を始められ、
金重陶陽先生、金重素山先生にも師事されました。

また鎌倉の北大路魯山人先生のもとで、食器制作を学ばれました。

1956年に備前市穂波で築窯し独立されました。

以後は様々な展覧会に連続入選をされています。

1970年には近代的耐火レンガを使用して大窯を設計築窯されました。

1973年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

また、勲五等瑞宝章や金重陶陽賞などを受章されました。

次代を背負う備前の指導者として期待されていましたが、1977年に53才の若さで逝去されました。


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