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藤原 建 作 「備前湯呑」
(商品No. 5900)
25,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
豪放と緻密さを併せ持つ色褪せない名工 藤原 建先生の備前湯呑です。
あまり見ることがない大型サイズの湯呑で、
このような大湯呑は建先生の作品の中でも比較的数が少ないと思われます。
ややザラッとした剥き出しの土肌となっており、
その他の大型の作品や匣の中に入れて焼いたと思われます。
内側にはさり気ない緋襷がそっと置かれるように敷いてあり、
実用重視で飾りっ気のない景色ながらも、その朴訥さが実に心地良いです。
どっしりとした大振りの造形に、これまた力強い高台削りが合わさり、
一家の大黒柱が持つにふさわしい威厳のある造形となっています。
全体的な色合いや雰囲気は薫陶を受けた金重陶陽先生の面影を感じさせます。
粗目の土を使っており、作品全体に石ハゼがありますが三時間以上水を張っても漏れません。■作品の概容
千栄子識箱(四方桟)
径8.7cm×8.6cm×高さ9.9cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-06-09
■作者(藤原 建)について
藤原 建先生(1924〜1977年)は、1946年に叔父の藤原 啓先生のもとで陶芸を始められ、
金重陶陽先生、金重素山先生にも師事されました。
また鎌倉の北大路魯山人先生のもとで、食器制作を学ばれました。
1956年に備前市穂波で築窯し独立されました。
以後は様々な展覧会に連続入選をされています。
1970年には近代的耐火レンガを使用して大窯を設計築窯されました。
1973年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
また、勲五等瑞宝章や金重陶陽賞などを受章されました。
次代を背負う備前の指導者として期待されていましたが、1977年に53才の若さで逝去されました。
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