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藤原 建 作 「備前小徳利」
(商品No. 4992)
35,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
豪放と緻密さを併せ持つ色褪せない名工 藤原 建先生の備前徳利です。箱書きに小徳利とあり、いつもよりも一回り小さい可愛らしい蕪型の造形となっています。緋襷焼成に長じ秀作を多く遺した建先生ですが、本作は茶褐色になるまでこってりと焼き込まれた肌に、肌と同化するような焦げ茶色の緋襷が掛かり一風変わった景色となっています。ビターチョコを思わせる濃厚な肌合いは実に渋く、枯れ果てて焼き切れたように見えていても、その実しっとりとして土が生きている感触が有り、備前焼の妙味真髄を緋襷一本で見事に表現しきっています。
■作品の概容
共箱(二方桟)
口縁3.1cm×胴径9.3cm×胴径9.1cm×高さ10.3cm 容量 約290cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2018-03-29
■作者(藤原 建)について
藤原 建先生(1924〜1977年)は、1946年、叔父の藤原 啓先生のもとで陶芸を始められ、金重陶陽先生、金重素山先生にも師事されました。その後、鎌倉の北大路魯山人先生のもとで、食器の製作技術を学ばれ、1956年、独立して築窯されました。以後各種展覧会に連続入選をされています。1970年、近代的耐火レンガを使用して備前大窯を考案、築窯されました。1973年に県指定重要無形文化財保持者となりました。また勲五等瑞宝章を受章されました。次代を背負う備前の指導者として期待されていましたが、53才の若さでこの世を去られました。
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