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藤原 建 作 「備前徳利」
(商品No. 4867)
55,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
豪放と緻密さを併せ持つ色褪せない名工 藤原 建先生の備前徳利です。良い色合いを出すのは非常に難しいとされる緋襷と胡麻の両立を見事成し遂げており、師・金重陶陽先生を彷彿とさせる見事な景色を作り出しています。器肌を縦横無尽に駆け巡る緋襷と、液状の胡麻を流しかけたかのような独特の景色が非常に見応えがあります。かなり胡麻自体に厚みがあり、緋襷を巻き込んで筋張ったり、胡麻自体が垂れて玉垂れになったりとかなり動きがあって飽きません。それでいて建先生の最大の魅力である味わい深い土味がしっかりと見られ、口縁部と腰での色の出方の違いなど土の良さをひしひしと感じます。(口縁部に緋襷の剥がれ跡があります、予めご了承下さい)
■作品の概容
共箱(二方桟)
口縁3.7cm×胴径9.6cm×胴径9.3cm×高さ12.9cm 容量 約380cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2017-12-29
■作者(藤原 建)について
藤原 建先生(1924〜1977年)は、1946年、叔父の藤原 啓先生のもとで陶芸を始められ、金重陶陽先生、金重素山先生にも師事されました。その後、鎌倉の北大路魯山人先生のもとで、食器の製作技術を学ばれ、1956年、独立して築窯されました。以後各種展覧会に連続入選をされています。1970年、近代的耐火レンガを使用して備前大窯を考案、築窯されました。1973年に県指定重要無形文化財保持者となりました。また勲五等瑞宝章を受章されました。次代を背負う備前の指導者として期待されていましたが、53才の若さでこの世を去られました。
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