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二代藤原楽山 作 「志野ぐい呑」
(商品No. 6032)
30,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
名工 初代藤原楽山先生の三男として生まれ、様々な名品を作り上げた二代藤原楽山先生の志野ぐい呑です。
仙人のような生き様と見事な仕事ぶりで知られた二代藤原楽山先生による、
昭和42年から43年にかけて美濃久尻の地で制作した志野焼のぐい呑です。
楽山先生が通常作られていた備前ぐい呑と同じ意匠ですが、
志野焼として見ても全く違和感なくしっかりと成立しており、
例え場所や表現方法が変わっても己の根底に据えたものは変わらないというその在り方に感動します。
施釉陶器と無釉焼締の違いなどまるで意に介さぬかのような見事な造りで、
まるで志野焼の熟練の陶工のような品格を漂わせており驚かされます。
古来より茶人や数寄者を虜にしてきた志野長石釉それ自体も非常に美しく、
ところどころ茜色になった奥行きのあるまろやかな釉調はいつまでも眺めていられます。
新品同様もしくはほぼ未使用の作品となっており、
これからじっくりと使い込んでいくことで、
長石釉や貫入がどのように育っていくかとても楽しみです。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.5cm×6.9cm×高さ5.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-10-16
■作者(二代藤原楽山)について
二代藤原楽山先生は初代藤原楽山先生の三男として、1910年に岡山県備前市で生まれました。
幼少期から初代に師事して陶技を習い、初代の没後の1930年に二代藤原楽山を襲名しました。
「茶碗と香炉の楽山」と呼ばれ、1948年には国の丸技作家に選定されました。
1954年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
岡山日日新聞芸術文化功労賞や勲六等単光朝日章も受賞されています。
1996年9月3日に逝去されました。
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