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金重有邦 作 「伊部火襷盃」

金重有邦 作 「伊部火襷盃」

(商品No. 6362)
20,000 円(税込)

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■作品の特徴

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする、
金重有邦先生のやや前作の伊部火襷盃です。

平成10年までの陶歴書が同封されており、
その頃に制作されたものであると思われます。

伊部牛神下の特注の電気窯で焼かれた作品で、
父素山先生の酒盃を彷彿とさせる造形となっています。

ゆったりと空間が広がるような見込みはまるで茶陶のようでもあり、
強く残された轆轤目による渦と相まって引き込まれるような存在感があります。

全体的に丸みが強く、また厚みもあることから重厚感がある作風ですが、
持ってみると酒呑として程よい軽さに仕上げられており、
特に作風に対して薄造りになった口縁部は上品でとても使いやすそうです。

金重素山先生より受け継いだ緋襷の素晴らしさもまた格別で、
色鮮やかながらもかなり細く掠れるような出方となっており、
緋襷という焼き方の優美な側面も枯れた側面も同時に極めてしまっています。

前作ですが使用感や汚れなどはございません。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径7.8cm×7.6cm×高さ4.6cm

■作品画像

金重有邦 作 「伊部火襷盃」 #1 金重有邦 作 「伊部火襷盃」 #2 金重有邦 作 「伊部火襷盃」 #3 金重有邦 作 「伊部火襷盃」 #4 金重有邦 作 「伊部火襷盃」 #5 金重有邦 作 「伊部火襷盃」 #6 金重有邦 作 「伊部火襷盃」 #7

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2021-09-23

■作者(金重有邦)について

金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。

1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。

1980年に独立、岡山で初個展を開きました。

現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。

特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。

県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。

2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。

2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。


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