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金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付」
(商品No. 7305)
16,500 円(税込)
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生のやや前作の伊部ヒダスキ手付向付です。
金重素山先生の設計した伊部の電気窯にて焼成された作品で、
平成24年までの陶歴書が同封されておりその頃に制作されたものと思われます。
一点一点非常に細かく作り込まれており、食器というカテゴリーを超えて、
まるで細工物の領域に足を踏み入れたかのような見事な作り込みとなっています。
細工の技を競うかの如く二股になった手付はただそれだけでも美しいですが、
何よりも直径の細さの計算が見事であり、脚付きの本体との大きさのバランスが秀逸です。
良質の陶土による繊細な緋襷も見事で、自然釉が乗らない緋襷だからこそ可能な、
作品のシャープなラインを存分に堪能できる仕上がりとなっています。
本体部分はやや深めの作りとなっており、汁気のあるものも対応可能で、
繊細な緋襷と華麗な造形が食材の魅力をグッと引き立てます。
元は八客揃いの作品でしたが、お客様のご要望で個別販売いたします。
共箱は付属しませんが新たに桐箱を制作することが出来ます。
複数収納可能な桐箱も作成いたしますので、セット購入などお気軽にご相談下さいませ。■作品の概容
箱無し(※別途桐箱制作可能です)
手含む幅13.8cm×奥行き10.5cm×手含む高さ12.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-05-15
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。
1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。
1980年に独立、岡山で初個展を開きました。
現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。
特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。
県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。
2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。
2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。
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