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多久 守 作 「緋襷碗 二客」
(商品No. 7591)
7,700 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の備前碗です。
令和6年10月に窯出しされた作品で、窯内で直接火に触れることなく焼成された作品です。
緋襷を自身の制作の中心に据える多久先生らしく、
近代備前を象徴するヒヨセ系の緋襷の味わいを見事に表現しています。
工房にズラリと並ぶ緋襷焼成の作品のすべてが色合いの違う緋襷となっており、
土マニアで研究熱心な多久先生だからこそ成し得る圧巻のレパートリーです。
本作は金重陶陽先生の人間国宝認定頃の長い「ト」時代の登り窯の緋襷作品に見られるような、
赤紫色または青味がかった灰色の土味に、朱色に近いネットリした緋襷は風情があります。
緋襷もはっきりとした線の緋襷ではなく、じわりと土肌に広がるような面の緋襷で、
鮮やかではありますが派手過ぎない色合いと相まっていつまでも眺めていたくなります。
小型の汲出碗としても、大型の酒呑としても使える絶妙なサイズの作品で、
様々なシチュエーションで多久先生流の渋い緋襷が楽しめます。■作品の概容
箱無し
左:径8.1cm×8.0cm×高さ5.7cm
右:径8.0cm×8.0cm×高さ5.7cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-03-09
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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