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多久 守 作 「備前伊部花入」
(商品No. 7541)
66,000 円(税込)
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の、
窯出しされたばかりの新作備前伊部花入です。
令和6年10月に窯出しされたばかりの最新作で、
本体とは成分の違う土を表面に塗布した、所謂伊部手に類する作品です。
更に本作は伊部手の妙味をさらに引き出すため、窯内で複数回方向を変えて焼成しており、
濃厚な黒の肌の上を縦横無尽に黄胡麻が暴れ回る圧巻の景色となっています。
また、上部の縁にかけては、自然釉が焦げ胡麻へと変化する過程で、
伊部手塗り土に変化が生まれて淡い水色の青窯変が発生しています。
一般的には窯変が出にくく、胎土の性質が現れやすい底部であっても、
ビターチョコのような濃厚な肌合いと、作品正面に比肩する激しい流れ胡麻が出ており、
裏返すことで改めて本作に宿った圧倒的な熱量を感じることが出来ます。
造形は多久先生の得意とする「太郎庵」型のシルエットとなっており、
度肝を抜くような景色に負けない、非常に説得力のある造形となっています。
2024年11月に開催された個展の出展作です。■作品の概容
共箱(四方桟)
耳含む径19.0cm×胴径13.3cm×高さ25.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-01-18
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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