藤原 雄 作 「備前酒杯」(商品No. 6181) |
60,000 円(税込)
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日本国内のみならず世界へと視野を広げ、
備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前酒呑です。
初期から中期にかけての作品で、晩年作とはまた違った魅力があります。
藤原備前の酒杯の十八番である牡丹餅は見られず、
代わりになまこ肌のようになった灰被りや金彩が出た美しい紫蘇色が楽しめます。
明るい黄胡麻にはところどころに焦げ胡麻の隆起も含みつつ、
ねっとりとした柔らかな土色は粘土の良さを感じさせてくれます。
それらはまさしく父である藤原 啓先生の初期中期の作品に通ずるエッセンスであり、
更に造形の中には雄先生独自の重厚な作風の萌芽も感じられるという、
まさに初期作らしい一人の陶芸家の様々な構成要素が渾然一体となった楽しさを持つ酒杯です。
手取りや作品の厚みなどは標準的な備前酒呑のものであり、
普段の雄先生の作風が苦手な方でもお楽しみ頂けます。
初期作ですが汚れや使用感などは感じられません。
共箱(二方桟)
径6.9cm×径6.9cm×高さ5.3cm
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公開日時:2021-03-22