金重晃介 作 「備前扁壷徳利」(商品No. 6437) |
110,000 円(税込)
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父に偉大なる備前焼中興の祖である金重陶陽先生を持つ金重一門のリーダー、
金重晃介先生のやや前作の備前扁壷徳利です。
1995年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。
金重陶陽先生から受け継いだ扁壺徳利の造形を取り入れつつ、
晃介先生らしい端正さで独特の作風へと昇華しています。
現在では細かい櫛目を胴部にびっしりと描き込んでいますが、
本作では腰から縦に等間隔に太めの箆目を入れおり、
徳利自体が膨張するような印象を見る者に与えています。
金重一門の代名詞とも言える転がしの灰被り窯変はまるで濡れた炭のようで、
今すぐにでも酒を塗ってやりたくなる魔性の肌となっています。
扁壷徳利の緩やかな菱形の中で、一面のみくっきりと抜けが出ており、
見ているだけでも楽しいですが酒に濡れた時の色合いたるや形容しがたい感動があります。
前作ですが汚れや使用感などはございません。
共箱(四方桟)
口縁3.5cm×胴径10.8cm×胴径10.3cm×高さ12.5cm 容量 約400cc
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公開日時:2021-12-06