金重有邦 作 「伊部酒呑」(商品No. 6781) |
38,500 円(税込)
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金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の窯出しされたばかりの新作伊部酒呑です。
令和4年11月に窯出しされたばかりの最新作です。
新たに設計した耐火煉瓦を使用しない土だけの穴窯「つちがま」を使用し、
金重の焼き方と特異な穴窯とが融合した作品となっています。
全体的な土味を見ているとこれまでの田土系統の備前焼の特性を受け継いでおりますが、
これまでになかった無駄を削ぎ落としていく土窯の焼成がそこに加わることで、
備前の持つ所謂「味」と呼ばれる魅力を尖りに尖らせたような作品になっています。
備前焼という一つの焼き物の中にも大なり小なりの流行があり、
焼成としてそれをまとう事で備前焼の持つ本質に蓋がされてしまうことがありました。
身にまとった窯変はごく僅かに匣鉢の隙間から侵入した自然釉が腰に吹き付けるのみで、
備前焼のもつ「味」のみをまるで抽出するかのように土肌だけを見せつけています。
窯変にこだわり造形にこだわり格にこだわって悩み苦しみ生きてきた陶芸家が、
金重素山先生の息子から金重有邦先生になり、今また伊部の陶工となって作り出した酒呑です。
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径5.9cm×5.7cm×高さ4.7cm
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公開日時:2022-11-20