金重有邦 作 「備前ぐい吞」(商品No. 7185) |
15,000 円(税込)
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金重一門の中にありながらも常に自分自身への問いかけを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の前作の備前酒呑です。
平成7年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
現在の陶印に切り替わる直前である平成初期の作品で、
登り窯の正面焚口に近い場所で焼き上げた酒呑です。
焚口の正面は最も火力が強く、大量の自然釉が付着する場所であり、
正面には大量の黄胡麻が集まって出来る流れ胡麻の景色を見ることが出来ます。
土肌も激しい焼き込みによって光沢の強い滑らかな肌合いとなっており、
蕩けるようなチョコレート色の土肌が味わい深いです。
見込みにはこの作品の源とも言える非常に豪快な轆轤目が残されており、
起点となるこの轆轤目と内側の立ち上がりの轆轤目が相互に作用し、
酒を揺り動かして眠っていた旨味を花開かせるでしょう。
前作ですが使用感や汚れなどはございません。
共箱(四方桟)
径7.5cm×6.6cm×高さ6.0cm
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公開日時:2024-01-12